小説 切手はどこへゆく【第八話】 2022年6月14日 https://suzume-newsletter.com/?p=337 わたしも部長も、顧問の表情から何かを察したのか、少し沈黙が流れた。うっすらと、息苦しさを感じた経験した記憶はあるが、顧問のそれとは計り知れないだろう。 「部長、全員揃いました!」後輩からの声掛けで、わたしたちの沈黙は終わった。顧問は、わたし達のは... SUZUME
暮らし 【2050年聖地巡礼】 2022年5月25日 『真実はいつもひとつ』でお馴染みの映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』を鑑賞してきた。2020年に公開日が1年延期されたこともあったが、2015年から継続して映画館で見てきた。今回はハロウィンシーズンの東京/渋谷が舞台であり、2015年から一緒に見てきた友人が予約した映画館が渋谷にあったため、意図せず自動的に「聖地巡... SUZUME
心理学 幸福感の作用 2022年5月25日 私たちが幸福を感じるときは、どのようなときだろう? 美味しいものを食べたとき好きな人と一緒に居るとき欲しいものが手に入ったとき 望んだ欲求が満たされたとき、私たちは幸福だと感じる。果たして、本当にそうなのだろうか? 多くのビジネス本では、”お金で幸せは買えない”的なことがよく書かれている。また、データとしても「一定の収... SUZUME
小説 切手はどこへゆく【第七話】 2022年5月25日 https://suzume-newsletter.com/?p=321 最終学年初日だからと言って、ずっとセンチメンタルではいられないようだった。始業式が終わり、教室で担任から告げられた連絡事項で、教室は一気にどんよりした。 「来週の火曜日に、実力確認テストあるから。ちゃんと二年生の復習しておけよ~」「先生、テスト範... SUZUME
暮らし しょうゆこと 2022年5月10日 読者の皆様は、どれほどの大豆製品を挙げることができるだろうか。お味噌、お醤油、お豆腐、納豆、煮豆、黒豆、豆乳、大豆油、最近では大豆ミートのシェアが拡大している。2013年に日本人の伝統的な食文化である「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されており、誇らしい日本の文化がそこにある。 『しょうゆ情報センター』の記事によると... SUZUME
心理学 ブラック企業がなくならない理由 2022年5月10日 以前、友人から「知り合いがちょっと様子がおかしいように見えるから、大丈夫か確かめてみてほしい」と言われた。友人の知り合いA君が、僕と同い年ということもあり、気持ちが通ずるところがあるかもしれない、と思ったらしい。 友人を介してA君と会う時間を作り、休日のお昼に3人で軽くご飯を食べながら話をした。 初めましての挨拶。お互... SUZUME
小説 切手はどこへゆく【第六話】 2022年5月10日 https://suzume-newsletter.com/?p=286 先生の声に促された大群に混ざって、三年生の教室がある階まで階段を上った。階段を上って、少し乱れた呼吸を整えてから、教室のドアを開けた。 無駄にきょろきょろしてしまうのは、きっと少し不安な気持ちもあるのだろう。教室全体から感じる、どことなく探り探り... SUZUME
暮らし ビールボーイビールガール 2022年4月26日 恵比寿のカフェで打ち合わせ終了後に、ゲストの方が日本酒好きということでお蕎麦と日本酒のお店に向かった。「現地集合で」と連絡しながらお店に向かうの長い坂道で全員が合流し、「年末ぶりですね」と挨拶を交わしながらともに目的地に到着した。リモートワークが当たり前になり、「誰かと歩く」それも複数人で歩く、というのが久しぶりだった... SUZUME
脳科学 「好き嫌い」が生まれるロジック 2022年4月26日 https://suzume-newsletter.com/?p=272 人は、様々な好き嫌いの感情をもっている。 人の顔、声、性格。曲のジャンル、メロディ、歌詞。ファッション、デザイン、色味などなど。 そしてその中には、半永久的に変わらないものもあれば、時間や経験によって変化するものもある。好きだった人を嫌いになった... SUZUME
小説 切手はどこへゆく【第五話】 2022年4月26日 https://suzume-newsletter.com/?p=265 目覚まし時計の音が聞こえた。しばらく聞いていなかったこの音が、わたしに学校生活という現実に突きつけた。 そう、今日は始業式の日だ。 まだ春休みだったらいいのに、と思う気持ちは、わたしのあくびの回数に反映されているようだった。学校に着くと、下駄箱付... SUZUME