小説 切手はどこへゆく【第十八話】 2022年12月26日 https://suzume-newsletter.com/?p=566 古谷と三上は、わたしに聞かせているのか、自分たちで盛り上がっているのか、わからないくらいの雰囲気で、思い出話を始めた。古谷が部活を辞めたいと思っていた時に、三上は部活を辞める、とは思わなかったが、同じように先輩が好きじゃなかったらしい。 というか... SUZUME
暮らし 2022年 冬至 2022年12月20日 12/22木曜日に冬至がやってくる。 冬至は「1年で昼の時間が1番短く、夜の時間が一番長い日」である。1年を春夏秋冬の4つの季節に分ける四季があり、それらを6つに分けたものが二十四節季がある。 身近な例では駅の周辺にある宝くじ売り場では「大安」「一粒万倍日」などのぼりが掲げられ、「思い立ったが吉日」ということわざがある... SUZUME
心理学 「心のままに」生きるために大切な理性 2022年12月11日 理性と感性。 この性質は、対比的に語られることが多い。 最近はよく「好きなことで生きていく」「自分のこころに正直に生きよう」 というような、感性ドリブンの生き方を称賛するフレーズをよく目にするようになった。 だからこそ、あえてそれを逆の立場で考えてみたいと思う。感性を大事にすることがもたらす、危うさについて。 理性から... SUZUME
小説 切手はどこにゆく【第十七話】 2022年12月7日 https://suzume-newsletter.com/?p=548 古谷を待つまでの間、わたしと三上はそれぞれ、ウォームアップをしていた。 脱げないように靴ひもをきつく結んで、アキレス腱を伸ばしてみたり、部活前よりは、緩めの準備をしていた。 三上も準備体操が終わったのか、シュート練習をしていた。男子とバスケをする... SUZUME
暮らし 風が吹けば桶屋が儲かる 2022年11月29日 師走がやってくる。 NHK紅白歌合戦の歴史を振り返る記事では、2015年の第66回では『妖怪ウォッチ』が登場したことを紹介していた。 全て「妖怪のせいなのね」というフレーズが流行語の銅賞を受賞した。アニメの中では【朝が眠いこと、ピーマンが食べれないこと、彼女に振られたこと】が妖怪のせいになったという。当時、小さい子が妖... SUZUME
心理学 ハンマーしか持っていないと、全てのものが釘に見える 2022年11月22日 アメリカの心理学者に「アブラハム・ハロルド・マズロー」という人物がいる。 「マズローの五段階欲求」と聞くと、ピンとくる人が多いのではないだろうか。 「ヒューマニスティック心理学」と呼ばれる領域を推し進めたマズローの概念が元となって、アメリカにはこんなことわざがある。 「if all you have is a ... SUZUME
小説 切手はどこへゆく【第十六話】 2022年11月16日 https://suzume-newsletter.com/?p=528 今日は、良い天気だった。 窓から入る日差しのせいか、いつもより多く寝たからか、いつもの日曜日より早く目が覚めた。二度寝をしてもよかったけど、二度寝をするには目が覚めすぎている気もしたので、起きることにした。 ベットから出て立ち上がったまま、大きく... SUZUME
暮らし あったらいいなコーヒーハウス 2022年11月8日 「ちょっと茶でもしばこう」と関西出身の友人から言われ、検索した結果その言葉の意味に安心した経験がある方はいらっしゃるだろうか。 「茶をしばく」とは【お茶を飲む】という意味で関西でよく使われる言葉である。駅前なのか、ショッピングモールなのか、お気に入りコーヒースタンドなのか、さまざまな環境に囲まれている。 そんな「茶でも... SUZUME
社会学 現代のリーダーに必要な「SQ」という能力〜其の2〜 2022年11月1日 SQ(ソーシャルインテリジェンス)は、私たちにとって必要な能力のひとつである。では、その能力はどのようにして培われていくのだろうか。 アメリカで行われた研究に、「高卒と大卒で人を信頼する度合いに差は生まれるのか」ということについて比較した調査がある。初対面に対して、その人を信頼するかどうかということだ。 この実... SUZUME
小説 切手はどこへゆく【第十五話】 2022年10月25日 https://suzume-newsletter.com/?p=511 学校が休みの日の部活は、いつもより時間が長いけどあっという間だ。空腹が通り過ぎた頃に部活は終わり、体育館の隅っこで、後輩たちがモップ掛けをするのを眺めながら、ストレッチをしていた。 今日は、悔しい思いをした。最高のタイミングで来たボールを、シュー... SUZUME