小説 切手はどこへゆく【第十二話】 2022年8月16日 https://suzume-newsletter.com/?p=441 一つ前の授業と打って変わって、わたしの目は冴えていた。 先生がおしゃべりで、それに便乗してなのか、教室にいる生徒たちも、どことなくにぎやかだったからかもしれない。それと、すぐ隣で広がっている違和感のおかげで、すっかり睡魔は追いやられてしまったよう... SUZUME